NECの15インチノートを動かしてみよう!
http://maepen25.com/restore/mev401/mev401.html
 

動きのおかしいなノートPCを数台のノートと共に友人より頂きました。

03年頃のWinXPノート、NECのLavieシリーズ。15インチスクエア!!

LL550/5(PC-LL5505D)をハードウェアレベルで使えるようにしてみよう!

この年代のノートPC・・・実は!?



2017年10月18日作成





友人より数台のノートPCに混ざってコヤツを頂きました。
使われて何年も放置されたのか。飲み物をこぼされたのか。とてもキタナイww
この年代のノートPCは実は未だに使っているところが多く(多分後述)
せっかくなら満足に動作をさせてみよう!という魂胆のこの記事。
ぶっちゃけ。ふつーの方には全く持って縁のないお話になります(笑)



付属はバッテリー、メモリ、HDD(リカバリあり)、XPhomeのプロダクトキー。
必要十分。無くても今は便利な時代。入手も安価で簡単!



そうそう!懐かしい!
実は高校生の時に知り合い数人がこのあたりのLavieを使っていたんです。安かったのかなんなのか。。。(笑)
普及品だったのですね〜。今ではヤフオクでも安く購入ができるみたい。
それにしてもキタナイww



まぁーヤニ汚れないだけマシかな??
でもキーボードとかマウスパッドのところ。これミートソースだよな(´;ω;`)
ぜぇーんぜん。かまわないんですよ?(-_-メ)



まだ分解中なので未実施ですが、"ハードウェアレベル"と言ってるこのページ。
03年の液晶パネルのバックライトはもちろん冷陰極灯管。
バックライトは交換します。
赤かったり黄ばんだり暗かったりと。このノートはまだ点灯しますが暗くなってました。



とは言え。このままでは私が触りたくないので簡単にお手入れ。
少しはこれで触れますw
私は血液B型のテキトーマンですし部屋はゴミ屋敷wですがマウスとかPCの汚れは許せません(*´∀`)



まずは3枚におろしますので付属品は全部はずしまっす!



私が高校生の頃はじっくり観察して吟味してから分解をドキドキでやってましたが、
現在はネットの時代。調べりゃー分解方法がすぐに出てきますね♪
この記事は電源ボタン辺りのパネルを外し、キーボードを外していきます。



写真は電源ボタン等の操作系。
良く考えられていてコネクタがすぐ外れるタイプ。ありがたい。
フレキだと回数制限あるから怖いのです。



SMDタイプのタクトSW。動作やクリック感をここで確認しときます。



キーボードをここで外して裏を確認。以前の持ち主が液体をこぼしているとこの時点でわかる。



この時の東芝はPC部品にも傘マークがありましたねぇ〜。懐かしいっ!
型番はSD-R2412。言わゆるコンボドライブですね。あとでピックアップレンズを簡単にIPAで掃除しておきます。



内蓋を外すとマザーとCPUセットが見えてきます。そうそうw
この時代のLavieは下手をするとデスク用をそのままノートに使ってましたっけ?
このノートはMobile-Athlon XPだそうです。



HDDはFDDの上に載ってました。
東芝のMK4018GAX。ちょっと古いやつですね。このHDDは保管しておき別途IDEの80GBと入れ替えます。



全体図です。今のPCと違ってまだ空間があり作業性は良好かもです。
この後マザーを外しSMD部品を目視で確認していきます。



写真はケースの製造時期でしょうか。
「Teijin chemicals」と書いてありますね。帝人さんが作っていたのでしょうか。
まだ国産部品が使われている時代?・・・・??


CPUファンを外しました。ここでもコア欠け等がないか一応確認していきます。



CPUが問題なければ液晶ユニットをヒンジと一緒に外していきます。 平たくなりました(*´∀`)



このボタン電池はCMOS保持用のバッテリーです。
充電式。マクセルのML1220で3Vです。
CR1220という一時リチウム電池が一般では購入できますが絶対にセットはしないでください。
この時で電圧は2.1V。BIOSの時刻は初期化されておりました。


ML1220を外しました。おつかれさまでした。
ML1220は新品のマクセル製を入手予定。
交換します。ですんでしばらく他の作業を行います。



「作業後」
パラレルとシリアルなどの外側I/Oポートを磨きます。
錆や付着物があるとGNDが取れずにたまぁーに暴れます。(実体験あり(泣))



「こちらは作業前」
放置されてたんでしょうね。軽く錆が浮いておりました。



SMD部品も目視で問題なく、セラミックコンデンサも抜き打ちで数点チェック。
他の問題も無さそうなのでさくっと組み直します。
ここからが本番(笑)



ここでリカバリ用CDを作成しておく。。。。



ここで交換するセクタチェック済のHDDが登場。
MK8025GAS。早いし静か。信頼性もあがる!?
この年代のHDD(8025GAS)あたりから大容量と静音化がぐんと進みましたねぇ〜。



CDを作成中にマウスパッドを分解して清掃しておく。
ここでのSMDタクトSWのチェックも忘れずに。
しっかし汚れてるよなーーー。



ML1220を買ってきました。
交換します。



再度マザーと取り外し古いバッテリーと新しいのを交換。やはり気持ちがいいですね。



さて、リカバリ用CDを作成して新しいHDDにリカバリを施しました。
次に冷陰極灯管(以下、冷陰管)を交換します!



まえの写真と合わせもだいぶ画面は黄色くなって暗いのはわかりますでしょうか。
10年以上前の製造ですのでよく持ったほうだとは思いますが今後何時切れるかわかりませんので交換!!



違いを確認するために撮影するのと色ムラ等液晶本体が問題ないかを再度確認していきます。



外します〜〜〜〜(´・ω・`)



XGAの液晶。台湾製造みたいです。型番は「QD141X1LH12」かな? メーカーはQDIで14.1inchのTFT液晶。
ふむふむ・ω・ LVDSの1ch 6bitをこの時代は使っていたんだね。
互換で使える液晶パネルは容易に入手ができそうです。



ふっふっふ〜(´ε` )
冷陰管はすでに手配しておりました〜〜。
サイズは2mmの292mm。長さは14.1インチで良く使う長さのもの。
以前はCocoNet液晶工房で販売されてましたがaitendoになった今は値上がりと売り切れがおおいみたい。
ゴム管とシリコンOリングも念のために手配。



長さを確認して〜〜
OK!



随分と黒ずんでますね〜。多分業務で使われたPCでしょうか。個人使用だとここまではいかないんだよなー。
冷陰管交換は高校生以来(笑)です。昔は良く交換しておりました。
今では冷陰管を割ること無く短時間でサクッと交換できるまでに成長(?)できました。



ほいっ!サクッとお取り替え!!!
見違えるように輝度が上がり見やすくなりました!
実はこの瞬間が一番楽しいw
なんたって直した!って目で見てわかる箇所ですから(笑)



いやぁー、液晶良くなりました。
ここで一旦記事は休止。
ここでハードウェア的に直したり試験するのはおしまい。
あ、RS232などのポートは実際に動作して確認はしますが。
この年代の古ノートを修理するってもう遊び以外のなにものでも無いですが、まぁ満足感は今のところ高いかな??


そして、また、高性能へ
High performance to the future
〜まえ製作所〜
合言葉は「また一つ、ジャンクを製品にしてしまった・・・」


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