-- まえ製作所 --
MT球用真空管ソケットの研究について
 
(2024年10月10日に作成)
乾電池で鳴らす真空管ポータブルアンプを考察し開発をしてました。アンプにはMT球でベーシックな三極管、12AX7を採用しました。真空管を使う際には一般的に「真空管ソケット」を利用すると思います。 ポタアン開発は2019年度に開始しました。世の中は段々と"コロナウイルス"なる未知のウイルスが蔓延し社会は停止と同等の状況に陥っていきました。 部品屋さんで部品が買えない状況になりました。それから数年、今度は秋葉原から新品の12AX7が消えていきました。 TOPの画像は外国製の焼き物のソケットと中央無線のプラスチックソケットです。真空管関連のパーツ、特に真空管ソケットは海外からの供給に頼っているのが現状のようです。 このページは「真空管ソケット」を使用せず基板に真空管を実装し利用できるようにした研究成果を載せております。
また、従来のソケットの厚みより薄くなるためポータブル機では設計自由度が上がる利点もあります。



MAC8製 AF-0.9(L)


設計と実装





上記はKiCad7で設計をしております。
特に難しいことはなくAF-0.9(L)のデータシート(カタログ)に従いCADに落とし込んでいきます。



各ピンの穴位置を真空管のデータシートの寸法図を参照、位置決めをしてAF-0.9(L)を実装できるようします。
・ドリル穴は直径1.7mm (AF-0.9(L)実装穴)
・パッド形状は長円とした
・パッドのサイズはX=4mm,Y=2mm
上記とした。


これらの設計で落とし込むと上記の形となります。
この形としたのは手実装の際に簡単になるからが理由。



並べるとこんな感じになります。
この設計したフットプリントを利用して・・・・