東京電気製のI-3型電力量計を分解してみよう!
http://maepen25.com/kaiseki/I-3/I-3.html
 

2年ほど前に購入した電力量計が妙に古くなにかしらの記録としてここに分解写真を残します。



【概要】

ネットオークションにて2017年頃に1k円程度で関西の業者より購入しました。 古い"金物バカ"な私は購入しないわけにはいかず結局誰ともせることなく落札しました。落札3日後に同様の品物がかなり良い値段で落札されておりました。
この"TOKYO ELECTRIC Co."が製造したと思われる正式名称I-3型単相積算電力量計。 ちょこっと調べると東芝未来科学館さま とか 東北計器工業株式会社さまに掲載されているようです。

さて、東芝未来科学館さまのページによるとこのI-3型単相積算電力量計(以下I-3)は1924年(大正13年)に国内技術で完成させた。 その後1929年(昭和4年)に次のI-4型を完成させた。とあります。この場合、完成させた年から数年間はこのI-3型が国内に出回ったのでしょうか。 ともあれ中々貴重なものとしては確かでしょうから当サイトしては分解した写真を掲載しつつ、最終形として現行機(2019年はスマートメーターに置き換えが進んでいる)と の違いを見ていきたいと思います。


下記は正式な書籍を参考文献としてないのであくまで正確な情報でなく推測や当方の考えが混じります。
[使用機器] ノギス:Mitutoyo CD-20C





まずは全体と表板。
古いものなのでなんとも言えませんが東芝科学未来館他にある電力計とも少し違う気がします。私の手元にあるものは英字の表板ですね。
単相 100V 60サイクルで5Aまでのもの。この下のページでは内部を分解して写真を掲載してます。




現行の電力計とも同じで蓋を外すと電線を取り付ける部分が出てきます。マイナスネジが時代を感じさせますね! ネジは手持ちのステンレス製M4ネジがそのまま取り付けられましたので真鍮(?)ネジはM4規格という認識で良いかと思います。ただ気になるのは現行のJISネジがするすると入ったんですよねぇ。




本体裏蓋です。ガラスは裏から押さえで止まっております。また、防湿?防水ようなのか蓋のフチには紐が接着されてました。現代だとシリコンやゴムなのでしょう。



指示メーター部です。現行と違い雰囲気がありますね。(今もこの形がいいのにw)
裏の駆動ギアもすべて真鍮製です。



2019年5月現在解析中です。ギアの歯数等も含め今後公開予定としますのでしばらくお待ち下さいネ!(*´∀`)


2019年5月1日作成
2019年5月21日更新&公開

そして、また、高性能へ
High performance to the future
〜まえ製作所〜
合言葉は「また一つ、ジャンクを製品にしてしまった・・・」


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