-- まえ製作所 東芝電池 --
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乾電池のコレクション第二弾です。

第一弾では記載していなかった乾電池です。

より高解像度になり見やすくなったコレクションをお楽しみくださいませ。

画像を複数枚展示している場合は画像本体をクリックして頂くと拡大してご覧頂けます。


1990年-三菱乾電池VITAL-単3形


1990年製造の三菱乾電池バイタル。
鮮やかな青のデザインに大きく「MITSUBISHI」の文字。私も当時販売していたのを覚えている。
説明書きに保証についてあり底板の製造年より2年間の保証。
製造元に三菱電機株式会社。〒100 東京都千代田区丸の内2-2-3と表記されている。

1990年-三菱乾電池VITAL-単3形
底板表示は90-09,89-04,、JIS-C8501,T.T.K、R6P-SUM-3(L)1.5V

不明年-三菱超高性能乾電池 VITAL-単3形


年代不明の三菱乾電池、VITALである。
この電池は秋葉原にあるにっしんカメラより廃棄予定のものから頂いた電池であり古いジャンクカメラに使われていたとのこと。
説明書きは少なく、唯一の日本語は「超高性能」だけである。
価格は1本35円でとあり製造元は「MITSUBISHI ELECTRIC CORP. JAPAN」である。

不明年-三菱超高性能乾電池 VITAL-単3形
底板表示は090、JIS-C8501、T.K.k 688 「許」6922、UM-3<V> DRY CELL 1.5V
SONY UM-1 単一乾電池


年代不明のソニーの単一乾電池である。
この電池はたまにソニー製トランジスタラジオ(例としてTFM-9200等)からたまぁーに錆びた状態で出てまいります。
今回はそんなソニー製の乾電池の錆びてないものが出てきましたのでご紹介。
底板は"108"表示があり1968年の10月製造と推察。
赤色と黒色のツートンカラーでデザインされており当時からすれば随分と"ハイカラ"なデザインだったかも!?
60年代〜80年代までは比較的カラフルな乾電池が多い、中エバレディー製も同じくソニーブランドが入ると乾電池も大変素晴らしいデザインになるみたいですw
この電池はT.K.C製造との事(詳細は後日..)。



1968年10月製造-SONY乾電池 -単1形
底板表示108、C-8501〄,736,T.K.C
SANYO DRY BATTERY UM-1 単一乾電池


サンヨーの液漏れ防止の単一乾電池。
本体にはC8501〄と製造に関する認定番号の829、本体の価格「40円」があるのみ。
底板は「018」なので1968年1月製造と推察。



1968年1月製造-SANYO乾電池 -単1形
底板表示018、C-8501〄,829
日立乾電池スーパーセル UM-1S 単一乾電池


日立乾電池"スーパーセル"である。
本体デザインは表面に日本語表記、裏面に英語表記があり側面には英語で「LEAK PROOF」。
上記のサンヨー乾電池もそうであるかこの年代(60年代)の単一乾電池は一本40円という表記をよく見かける。
また、これもサンヨーと同じくプラス側には「HITACHI」と懐かしい自体でのキャップがかぶせてある。
液漏れに一役買っているのかこのあたりの電池はプラスが錆びてることは少ない。
側面で"7987"の認定番号があるので日立マクセルの製造、底板は"052"なので1962年の5月に日立マクセルでの製造であると推察する。



1962年5月製造-日立乾電池"スーパーセル"乾電池(UM-1S) -単1形
底板表示052、C-8501〄,APP. No.7987,MDB
富士電機乾電池 UM-1 単一乾電池


第一弾のコレクションで小さくご紹介した富士電機の乾電池を再掲載する。
富士電機というと今では自動販売機のシェアが大きいことから自販機やスマートグリッド等の充重電らしい業務用の機器や、
比較的大きなパワーを扱う様なトータルソリューションを提供する企業というイメージ(私の)であり
一般顧客とはあまり縁の無いようなイメージである。
実は1976年に廃業したがそれ以前は一般用の家電製品(冷蔵庫)などは普通に販売するなどしていた富士電機。
この電池もそんな時代に製造された乾電池であろう。
ちなみに富士電機は富士通の母体となった企業であり富士通は現在のFDKとも関わりがある。
この乾電池の製造に関する表記を抜き出すと「687(認定番号)とT.D.K」となっている。
687は富士電気化学となっているがするとT.D.Kの略記号が合わない。これも要考察である。
底板は3桁の数字が見えるが残念ながら錆で読み取れず。3桁数字があることから1960年代近辺の乾電池だと推察。
この電池もまた40円だそうだ。


富士電機製造株式会社"富士電機乾電池"高性能乾電池(UM-1) -単1形
〄,C8501 687 T.D.K
神田第一号スーパー 単一乾電池


まえ製作所乾電池コレクションの中でも一番古い部類に入るのではないだろうか。
この電池も第一号でご紹介したが再掲載。
ぶっちゃけ、このくらいになると手元に資料なぞ無い(笑)
これまた相互リンクさせていただいております乾電池コレクターのみはりんさまサイトより。
まとめシリーズの情報をお借りして説明すると、
この電池にある許可番号"684"は昭和26年7月25日より東京都大田区大森西で神田乾電池株式会社が認定を取っている。
(WWW2の終戦は昭和20年である)
さすがに文字の使い方(デザイン)、物資の使用方法(乾電池用部材)等を判断するとそこまで古いものでは無いとは思うが、
底板を見ると本当に亜鉛缶がむき出しであったり側面はすべて紙巻きであるなど初期の乾電池を思わせるものである。
本体の説明書きは、

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新発売品特許二重缶神田乾電池は一流品欧米品の倍の性能
是非一度御試を

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価格は「正価35円」、当時結構な高級品である。
プラス側には紙でもプラスチックとも言えないキャップがはめてある。
また、想像ではあるがまだ"UM-1"等の日本工業規格ができる前の乾電池であろう。



神田乾電池"神田第一号スーパー一号" -単1形
合格品〄,684, , , ,No.620 1.5V
YUASA DINAM R-20P 単一乾電池


YUASA CORPORATION、現、株式会社GSユアサの乾電池である。
2つの電池は"使用推奨期限"が異なっている。2003年2月までの電池は製造元がT-T-K(東洋高砂乾電池)製で もう一つは2001年1月でT-S(東芝乾電池)製である。共に"YUASA CORPORATION"であるので旧日本電池との合併前の電池である。
パッケージデザインは「T-T-K」と「T-S」以外の変更は無いが+極側の上部の縁がメッキされていたり細部が異なることがわかる。 共に業務用機器(自動車用点火時期測定器、タイミングライト)に使用されており業務用での販路だったのか。


2001年1月/2003年2月-使用推奨期限-YUASA乾電池 -単1形
C-8501〄,R20P
SONY NEW SUPER 単三乾電池


SONYのNEW SUPER単3形である。この"SUPER"シリーズはいくつかデザインパターンがあるようだが赤(通常出力)や黒(高出力)はよく見る。 オレンジはグレードとしてどの位置にあたるのだろうか。この電池はソニーのいわゆる「十和田ラジオ」のリモコンに入っておりグレード的に黒・赤のその下に属すると見れなくもない。 個人的にはなかなかエキゾチックな色合いで好きなのだが。
製造はSONY ENERGYTEC INC.JAPANであり製造はマレーシア製である。


98年11月使用推奨期限-SONY NEW SUPWER乾電池 -単3形
DRY BATTER SUM-3(NS)R6 SIZE"AA"1.5V
三洋電機(台湾) 単3マンガン乾電池


90年代前半っぽい非常用ライト(チャッチイ)の添付電池として入手。
水銀0使用を歌った台湾の三洋電機が販売しているマンガン電池。インドネシア製である。 +極側の封シュリンクを見ても日本のメーカー製とは違う気もする。90年代後半から100円均一等で三洋のアルカリ乾電池を 良く見るようになるがこの電池は90年代前半でありマンガン電池。こちらも組み込み用途用なのもしれない。


三洋電機(台湾)SUM-3 1.5V 94年11月使用期限

湯浅電池株式会社 Yuasa GOLDEN 単3乾電池


大学のゴミ捨て場にあった1960年代の音響測定関係のポータブル機に入っていた。
底板は「79-08」。79年製造。合計8本入っていたがどれも多少の液漏れ程度で状態は良かった。本体表記の「R-O-T」より東芝電池が 製造。日本製。本体日本語表記は「(ご注意)+−を正しく入れ、充電はしないでください」とある。 湯浅電池系は調査中だがどうも街の電気屋さんとうでの購入ではなくなにか機器の組み込み用が多いようである。 "GOLDEN YUASA"であるので普及版もあるのだろうか。
個人的感想だがこの電池がゴールデンならキングパワーもゴールデンである気がする。


GOLDEN YUASA HI-CAPACITY 79年08月製造 SUM-3 1.5V





平成30年2月1日作成
平成30年12月31日更新
令和元年9月7日更新
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