側面で"7987"の認定番号があるので日立マクセルの製造、底板は"052"なので1962年の5月に日立マクセルでの製造であると推察する。
底板表示052、C-8501〄,APP. No.7987,MDB
富士電機乾電池 UM-1 単一乾電池
第一弾のコレクションで小さくご紹介した富士電機の乾電池を再掲載する。
富士電機というと今では自動販売機のシェアが大きいことから自販機やスマートグリッド等の充重電らしい業務用の機器や、
比較的大きなパワーを扱う様なトータルソリューションを提供する企業というイメージ(私の)であり
一般顧客とはあまり縁の無いようなイメージである。
実は1976年に廃業したがそれ以前は一般用の家電製品(冷蔵庫)などは普通に販売するなどしていた富士電機。
この電池もそんな時代に製造された乾電池であろう。
ちなみに富士電機は富士通の母体となった企業であり富士通は現在のFDKとも関わりがある。
この乾電池の製造に関する表記を抜き出すと「687(認定番号)とT.D.K」となっている。
687は富士電気化学となっているがするとT.D.Kの略記号が合わない。これも要考察である。
底板は3桁の数字が見えるが残念ながら錆で読み取れず。3桁数字があることから1960年代近辺の乾電池だと推察。
この電池もまた40円だそうだ。
富士電機製造株式会社"富士電機乾電池"高性能乾電池(UM-1) -単1形
〄,C8501 687 T.D.K
神田第一号スーパー 単一乾電池
まえ製作所乾電池コレクションの中でも一番古い部類に入るのではないだろうか。
この電池も第一号でご紹介したが再掲載。
ぶっちゃけ、このくらいになると手元に資料なぞ無い(笑)
これまた相互リンクさせていただいております乾電池コレクターのみはりんさまサイトより。
まとめシリーズの情報をお借りして説明すると、
この電池にある許可番号"684"は昭和26年7月25日より東京都大田区大森西で神田乾電池株式会社が認定を取っている。
(WWW2の終戦は昭和20年である)
さすがに文字の使い方(デザイン)、物資の使用方法(乾電池用部材)等を判断するとそこまで古いものでは無いとは思うが、
底板を見ると本当に亜鉛缶がむき出しであったり側面はすべて紙巻きであるなど初期の乾電池を思わせるものである。
本体の説明書きは、
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新発売品特許二重缶神田乾電池は一流品欧米品の倍の性能
是非一度御試を
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価格は「正価35円」、当時結構な高級品である。
プラス側には紙でもプラスチックとも言えないキャップがはめてある。
また、想像ではあるがまだ"UM-1"等の日本工業規格ができる前の乾電池であろう。
神田乾電池"神田第一号スーパー一号" -単1形
合格品〄,684, , , ,No.620 1.5V
YUASA DINAM R-20P 単一乾電池
YUASA CORPORATION、現、株式会社GSユアサの乾電池である。
2つの電池は"使用推奨期限"が異なっている。2003年2月までの電池は製造元がT-T-K(東洋高砂乾電池)製で
もう一つは2001年1月でT-S(東芝乾電池)製である。共に"YUASA CORPORATION"であるので旧日本電池との合併前の電池である。
パッケージデザインは「T-T-K」と「T-S」以外の変更は無いが+極側の上部の縁がメッキされていたり細部が異なることがわかる。
共に業務用機器(自動車用点火時期測定器、タイミングライト)に使用されており業務用での販路だったのか。
2001年1月/2003年2月-使用推奨期限-YUASA乾電池 -単1形
C-8501〄,R20P
SONY NEW SUPER 単三乾電池
SONYのNEW SUPER単3形である。この"SUPER"シリーズはいくつかデザインパターンがあるようだが赤(通常出力)や黒(高出力)はよく見る。
オレンジはグレードとしてどの位置にあたるのだろうか。この電池はソニーのいわゆる「十和田ラジオ」のリモコンに入っておりグレード的に黒・赤のその下に属すると見れなくもない。
個人的にはなかなかエキゾチックな色合いで好きなのだが。
製造はSONY ENERGYTEC INC.JAPANであり製造はマレーシア製である。
98年11月使用推奨期限-SONY NEW SUPWER乾電池 -単3形
DRY BATTER SUM-3(NS)R6 SIZE"AA"1.5V
三洋電機(台湾) 単3マンガン乾電池
90年代前半っぽい非常用ライト(チャッチイ)の添付電池として入手。
水銀0使用を歌った台湾の三洋電機が販売しているマンガン電池。インドネシア製である。
+極側の封シュリンクを見ても日本のメーカー製とは違う気もする。90年代後半から100円均一等で三洋のアルカリ乾電池を
良く見るようになるがこの電池は90年代前半でありマンガン電池。こちらも組み込み用途用なのもしれない。
三洋電機(台湾)SUM-3 1.5V 94年11月使用期限
湯浅電池株式会社 Yuasa GOLDEN 単3乾電池
大学のゴミ捨て場にあった1960年代の音響測定関係のポータブル機に入っていた。
底板は「79-08」。79年製造。合計8本入っていたがどれも多少の液漏れ程度で状態は良かった。本体表記の「R-O-T」より東芝電池が
製造。日本製。本体日本語表記は「(ご注意)+−を正しく入れ、充電はしないでください」とある。
湯浅電池系は調査中だがどうも街の電気屋さんとうでの購入ではなくなにか機器の組み込み用が多いようである。
"GOLDEN YUASA"であるので普及版もあるのだろうか。
個人的感想だがこの電池がゴールデンならキングパワーもゴールデンである気がする。
GOLDEN YUASA HI-CAPACITY 79年08月製造 SUM-3 1.5V
平成30年2月1日作成
平成30年12月31日更新
令和元年9月7日更新
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