National Panasonic 6石トランジスタ・ラジオ-R-1015-





全体図です。全面は金属のカバーが掛かっており、現在のラジオとは重さが違います。
選局パネルが小さく見えます。今の様に分解するとバリコンからプラ紐が伸びていて選局が横にスライドする物ではなく、
バリコン本体に周波数の記載があるつまみが有るだけです。





裏ぶたを開けた所。電池を交換しようとすると基盤の全体が見えます。
ちなみに、電池は当時物の77年製造電池で当時物を入れて動作するとうれしいですよね。










電池を外してみました。
見えにくいですが、この当時、ICは使ってなく4石のゲルマニウムトランジスタと2石のトランジスタです。










見えますか?イヤホンもSPもインピーダンスは8Ωです。
ゲルマニウムトランジスタなので順方向電圧の関係?か電池が異様に長持ちです。











このラジオは私が秋葉原のガード下で購入して2台めになります(1台は修理中)
このラジオの良いところはスピーカーとケースの設計が古いためかすごくレトロな音質であるところです。
AM放送専用のためか、昭和歌謡曲等が流れるとまるで真空管ラジオで聞いているかのような感覚です。
また、現代の音楽も魔法が掛かったように昭和メロディーに早変わり。
ネットオークションでも安ければ100円〜なので試してみてもいいかも。
ただ、1台目もそうですが、電解コンデンサ、スイッチ付きボリューム、ポリバリコンが死にやすいです。
電解やバリコンは良いのですが、スイッチ付きボリュームは入手が難しく、また、基盤からの高さが合わないものが多く
壊れているものは修理が難しいかもしれません。






[主要部品]
<電解コンデンサ>
6.3V220μF
10V10μF
1V1μF
<トランジスタ>
Gr
2SB101
2SB175
2SB176×2
<コイル>
2D13W
3D16W

SiTr 表記読めず











平成25年6月12日--松下R-1015作成--




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