-- まえ製作所 9V積層乾電池 --
mae's HP
http://maepen25.com/battery/no2/006p/006p.html
 

乾電池のコレクション第二弾です。

第一弾と混載しております、積層乾電池です。従来の乾電池も再掲載を行いました。

より高解像度になり見やすくなったコレクションをお楽しみくださいませ。

画像を複数枚展示している場合は画像本体をクリックして頂くと拡大してご覧頂けます。


SONY 006P 9V トランジスタラジオ用乾電池


この乾電池は昭和30年代の工作用キットである一石トランジスタラジオから出てきたものである。
ラジオは「ホーマー」というメーカーであるがこのメーカーが製品に同封している電池は「ノーベル」等が多いことを考えると
当時の所有者が取り替えた可能性が否定できない。
この電池は一部ではSONYがラジオ"TR-63"用に開発し、実際に販売された006Pの最初のモデル。との噂もある。(真偽は現在調査中)
ただ、かなり006Pの初期の電池であると考えることができるために貴重な電池である。
しかし状態は非常に悪く錆のためにデザインが崩れ始めてきている。電解液は蒸発してしまったようであるが今後も引き続き、慎重に保管を行っていく。
本体には「006P」「9V」印字で「E3A」底板には「53」の記述だけである。また、「FOR TORANSISTOR RADIO」とも。


不明年製造--SONY トランジスタラジオ用積層乾電池 9V-006P形
006P 9V E3A 53の各記載あり

日立マクセル "100" 006P-9V


"Hitachi Maxell.Ltd"製造のMaxell"100"乾電池である。
製造は1977年の08月。この電池の背面にも古い006Pによくある「FOR TRANSISTOR」の表記がある。
本体の記載は006P/9V/6F22の他に
[注意]はれつのきけんがあるので、充電をしないこと。+ーを正しく入れること。
MAY EXPLODE IF CHARGED OR SET REVERSELY
とある。日本製の電池である。後述の"Maxell SUPER"の販売期間が長いことを考えるとこの電池はいわゆるロングセラーでは無いのかもしれない。
1977年08月製造--日立マクセル"100" 9V-006P形

日立マクセルSUPER POWER ACE 006P-9V


"Hitachi Maxell.Ltd"製造のMaxell"SUPER"乾電池である。
製造は1986年の12月。この電池には「FOR TRANSISTOR」の表記は無い。
本体の記載はS-006P(SP)/9V/C8501/6F22 MABIC の他に
ご注意 はれつのきけんがあるので、充電をしないこと。+ーを正しく入れること。
CAUTION: NOT RECHARGEABLE. MAY EXPLODE IF CHARGED.
と記載されている。前記のMaxell"100"と若干の表現方法の違いがみれる。
また、製造工場も"MABIC"表記があるために松下電池の製造であると考える。

1986年12月製造Maxell SUPER POWER ACE 9V-006P形

東洋高砂乾電池 LAMINA 006P-9V



東洋高砂乾電池株式会社の006P形乾電池、LAMINAである。
この"LAMINA"の上部に記載されている「H1」はなにを意味しているのか従来より気になっていた。
残念ながら、調べる術が無くわからずじまいである。
HI-POWER DRY BATTERYの他に記載内容は側面に「6F22」、全面に「006P 9V」。
製造元としてTOYO TAKASAGO DRY BATTER CO.,LTD TOKYO とある。
底板より製造は1979年の6月であるとわかる。
このような比較的明るい配色を使用した006Pの最後の世代の乾電池ではなかろうか。
現在では株式会社トーカンとなり工業用ゴム製品製造会社になっている。三菱電機の子会社。
東洋高砂乾電池は好きな製造会社の一つであった。
Wikipediaより、「同社のLAMINA 6F22(9V)電池はエフェクター利用者の間では人気の電池であった。JISでの略式記号は「T.T.K.」。」
だそうである。ほんとかよ。

1979年06月製造東洋高砂乾電池 LAMINA 9V-006P/6F22形

NATIONAL Hi-Top 006P-9V



ナショナル ハイトップである。
乾電池を集めているとハイトップは本当に簡単に入手が可能であるが、
それは80年代移行のハイトップであり70年代含めよれより前の年代になると入手性が下がる。
この電池も正式な製造年は不明であるが、70年代であると推察する。
本体には「FOR TRANSISOTR」、正面にはLong life。背面には\150-.006P D 9V C-8501(JISマーク)689
底板には各電池に[110],[190],[030]とある。
ハイトップの古いロゴがなんとも言えない雰囲気を出している非常に味わいのある乾電池である。
松下は早くからトランジスタラジオ(ATシリーズ)を販売しており同社製のラジオに同封されていたこともあり製造数は多いのではないだろうか。

不明年製造 ナショナル Hi-Top long life 9V-006P形

National Hi-Top 006P-9V



これまたナショナル ハイトップである。
乾電池を集めているとハイトップは本当に簡単に入手が可能であるが、
それは80年代移行のハイトップであり70年代含めよれより前の年代になると入手性が下がる。しつこいですね。
このハイトップは1989年7月の製造でまだ水銀使用の乾電池である。
また、注意書きや製造工場の略文字も記載されている。よく使った方も多いのではないだろうか。
MABI C8501 6F22 S-006P(D)9V
製造は日本で松下製造。
1980年代は006Pは一体どのような機器に多く使われたのだろうか。

1989年07月製造 ナショナル Hi-Top  9V-006P/6F22形

Novel LONG LIFE 006P-9V



富士電気化学のノーベル、9V乾電池である。
電池は2つあり画像左の製造年が「79-05」、右が「77-04」と底板に記載されている。
本体の主な記載はFOR TRANSISTOR RADIOS.と側面に「N556」である。
1970年代になるとトランジスタ全盛期になり006P電池は様々なところに使われる。
計測器(簡易な光量、音、その他)、ラジオ、小型のコントローラー、トランシーバーなど。
私もこのノーベル乾電池が当時の工作用キットである「ホーマー」等のトランジスタラジオについているのを目にしたことがある。
なかなかデザインも洒落ていてかっこいい乾電池である。
この次のノーベル乾電池のモデルは音楽関係者によく好まれて使われた。


1979年05月製造 NOVEL  9V-006P形

東芝 キングパワーU S-006P-9V



東京芝浦電気のキングパワーUである。
底板より製造年は[79-01]である。79年には"S-006P"と表記されていたようだ。
裏と表で日本語表記と英語表記に別れており、注意表記は日本語のみである。
側面には6F22と、まるで囲われて"UZ"と記されている。
この頃の乾電池はSANWA等のテスターよりよく出てくる。この電池も三和のテスターより出てきた。
電気店より聞くと、「70年代のキングパワーは良く液漏れした」とのこと。
また、本体下にはC8501とR-O-Vとあり東芝レイ・オ・バッグ製造であることがわかる。
余談ではあるが、アルカリ・マンガン電池は1950年にアメリカ、Ray-O-Vac社より販売され、日本でもJISが1967年に制定(JIS C 8509)。
「我国でも松下電器、東芝レイ・オ・バック、日立マクセル、富士電化社など数社から販売され、JISも制定されてだんだん普及してきた。」※1
とあり、この電池が製造されていた頃にはマンガンとアルカリ電池が製造されていたと推察できる。

※1、東京電機大学出版局 工学博士 吉澤 四郎著 「新しい電池」より抜粋。



1979年01月製造 東芝キングパワーU  9V-S-006P/6F22形


平成29年6月16日作成